カイゼンとは、トヨタで行われている作業効率化・生産性向上活動のことである。大野耐一市氏(元・トヨタ自動車工業副社長)が大きく発展させた。このカイゼンによって、トヨタは最も利益を上げる企業になった。 他方家事のカイゼンとは、家庭内で行われる諸活動(洗濯、掃除、料理など)の効率化・生産性向上を目指す活動である。 そして、その目的は、必要最小限のコスト(時間・費用・労力)で家事を行うことによって、今まで家事に振り向けられていたリソース(時間、労力、資金)を他の事に振り向けて、家庭の生活を向上させていくことである。決して単なる節約にとどまらない、家庭生活全般に及ぶ壮大なる営みである。 カイゼンは大きく二つに分かれる。 第一は、テイラーやフェイヨルに始まる作業分析。第二は、財務省を中心とする徹底的な考察。 前者は一定の方法論が確率されている。他方、後者は具体的事例を挙げて説明する方がわかりやすい。 そこで、各ページでは作業分析について説明しつつ、徹底的な思考の一端を紹介する
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