Suicaは厳密な計算の下、導入が決められた。導入コストが、切符を処理する機械のメンテナンスコストを下回るとの厳密な計算結果に基づいて、導入が決められた。
家事の効率化に貢献する設備も同じように導入されるべきである。厳密な計算なしに設備投資を行うことは、かえって、不必要な支出を招き、カイゼンに逆行しかねないからである。
設備投資をすべきか否かの、計算方法は次の通りである。
設備導入コスト<設備導入によって免れるコスト
という不等式が成立するとき、導入されるべきと判断される。 そして、 設備導入コスト=設備の価格、寿命、設置費用、使用時に生じるコスト(電気代など)、操作の手間、労力、時間など 設備導入によって免れるコスト=同一作業を行う上で要する労力、時間、同一作業に用いるリソース(電気代など) となる。 なお、コストはすべて金銭に換算することができる。例えば、時間は単位労働時間あたりの賃金に換算することになる。
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